先輩の声
働く先輩の声
山形で働く先輩にインタビュー！
山形を就職先に選んだ理由、日々の生活について、先輩へ聞いてみました。
伊藤 譲 さん
日本に留学した経緯を教えてください
母が約25年前から山形に住んでいたので、年に1回は家族で遊びに行っていて、いつかは母の面倒をみるため日本に移住したいと思っていました。韓国にいたころは肉の卸の仕事をして生活も安定していたのですが、妻を病気で亡くしたことで、私一人で子供を育てるよりも家族が多くいたほうが良いと考え、日本へ移ることを決めました。
留学先で学んだことを教えてください
日本には親が住んでいるからという甘い考えだけで来てしまったのですが、そこから永住するための情報をいろいろと調べました。就職のためには日本語の会話だけでなく読み書きも必要だと分かり、大学に入ってしっかりと学ぶことにしました。東北文教大の留学生別科では、日本語の能力アップを日々実感できた1年でした。日常生活でどんどん会話ができるようになるのがとにかく楽しかったですね。東北文教大学では2年間介護の勉強をしました。主に就職のための勉強だったので少し苦労しましたが、無事介護福祉士の資格を取得することができました。それから日本の文化を体験できたことも印象に残っています。
大学での思い出を教えてください。
妻を亡くしてすぐに来日した私に、大学の先生方は親身になって接してくださいました。自分では明るく努めているつもりでも心労がみられたようです。おかげで気持ちの切り替えができ、本当にありがたかったです。
山形の生活はいかがですか？
山形に来たときは、人の優しさが印象的でした。まるでアニメのような美しい風景にも感動しました。食べ物も美味しいですね。最初は韓国よりもおかずの量が少ないなど慣れないこともありましたが、今は好物もできてすっかり慣れました。ちなみに一番好きな食べ物は「冷たい肉そば」です。韓国料理も気軽に食べられるので、その点は良いですね。
日本で（山形で）働こうと思った理由を教えてください。
日本には永住して働くつもりで来ましたが、まさか自分がまた大学で勉強するとは思っていませんでした。せっかくなら役立つ仕事をしようと調べたときに、自分には福祉の仕事が一番良いと思いました。現在の職場は大学卒業後から働き、もうすぐ1年になります。
就職先ではどんな仕事をしていますか？ やりがいはなんですか？
ケアワーカーとしてお年寄りの方々のお世話をしています。自分の介護により相手の方が笑顔になったときはとても嬉しくやりがいを感じます。一方で難しいと感じるのは言葉です。すべての日本語が分かるわけではない上に、日本語は同じ表現でも伝わる意味が違ったりするので難しさを感じることがあります。
これから留学や日本での就職を目指す後輩にメッセージをお願いします。
留学を決めたら、まずは日本語の勉強をがんばりましょう。就業の際はただ仕事をするだけでなく、良い思い出ができるように、文化や生活、表現の違いなどを学びながら楽しむ気持ちも大切です。日本で活躍できる人材になれるようにがんばりましょう。
企業紹介
社会医療法人みゆき会 介護老人保健施設「紅寿の里」
本社所在地：山形県西村山郡河北町大字溝延字本丸8-1
URL：https://www.miyuki.or.jp/kouju/
当法人は、介護老人保健施設として、在宅復帰支援、看取りケアと利用者様のニーズに応えられるよう日々努力をしております。入所（100床）通所リハビリ（40名）温泉を使用しており大変喜んでいただいております。足湯も設置しており地域の皆様から安心され、選ばれる施設づくりを目指しております。
採用外国人の紹介
弊社では1名の留学生社員が在籍しており、認知症専門棟のケアワーカーとして、認知症の利用者様が安心して過ごせるように、笑顔で優しく寄り沿った介護を行っています。とても明るい性格でムードメーカーとして頑張っています。
