先輩の声
学ぶ先輩の声
山形で学ぶ先輩留学生にインタビュー!
山形を留学先に選んだ理由、大学やアルバイトなどの日々の生活について、先輩留学生へ聞いてみました。
親戚宅下宿賃・食費 | 30,000円 |
携帯料金 | 4,500円 |
その他 | 10,000円 |
支出合計 | 44,500円 |
東北文教大学 パク ミヒョン さん
留学のきっかけ
母のふるさとが山形で、子供の頃からよく山形を訪れていました。進路を考えるときに、子供の手助けができる保育士になりたいと思い、保育士の勉強ができる大学を探していました。高校2年生の時、母と一緒に東北文教大学のオープンキャンパスに参加し、先生方がとても親切だったことが決め手になりました。また、進学を希望する外国人のための一年間の日本語コース「留学生別科」があることにも惹かれました。
山形を選んだ理由を教えてください。
母のふるさとということに加え、山形には保育士の仕事をしている親戚がおり、アドバイスをもらえる安心感がありました。母国で保育士を目指そうとも考えたこともありましたが、中学3年の頃、ひと月ほど山形に滞在していた時の体験が日本を目指すきっかけになりました。それは、日本人の従兄弟と一緒に、地域の子供たちとチョコバナナを作ろうという活動に参加したときのことです。そこで私は「自分は外国人であまり上手に日本語を話せないから、子供たちに警戒されるのでは?」と思いました。しかし最終的に子供たちは私を「先生」と呼んでくれ、その経験が日本で学ぶ自信につながりました。
日本語はどのように勉強してきたのでしょうか?
日本人の母との日常会話の中で覚えたことや、年に1回子供の頃から来日していた経験は大きいです。日本語にふれる機会が人よりも多かったので、友人やまわりの大人に褒められると嬉しかったです。しかし、文法や細かいところがどうしても足りず、そのためにもっと勉強してみようと思いました。小学生の頃はひらがなを、中学生では日本語能力試験の勉強をして、高校1年の頃は日本語の塾に通いました。日本語能力試験「N2」は高校生1年で取得し、今年「N1」を受けて無事合格しました。
大学ではどんな勉強・研究をしていますか?
4月に入学し、8月までは韓国でリモート授業で、対面で授業が始まったのは10月からでした。留学生別科では、日本語を基礎〜中・上級まで勉強しています。文法・漢字筆記・聴解・記述など幅広く学んでいます。語学以外では「日本語事情」という授業があり、日本の文化・風習を学んでいます。また、「RIA(留学生と一緒に遊ぼう)」というサークルに参加しています。クリスマス会やゲームで交流し、幅広い年代の友人ができました。
将来はどんな夢がありますか?
留学生別科の1年間を終えたら、幼稚園教諭と保育士の資格が取れる東北文教大学短期大学部の子ども学科に入る予定です。将来は保育士か、日本人の子供たちに韓国の言葉や文化を教える先生にもなってみたいと思っています。
山形での生活はいかがですか?
山形にはよく訪れていましたが、実際に暮らしてみると、これまで知らなかった山形の魅力が見えてきました。山形は果物が美味しく、とくに「ラ・フランス」が大好きです。また、大雪の日は朝から雪かきをしたり、電車が遅延したり。そんな雪国の大変さは住んでみて初めて知りました。その一方で、世界でも珍しい「樹氷」や日本最大のスキー場など、雪の恩恵があるのも山形の魅力のひとつですね。留学してからは初めてスノーボードに挑戦してみましたが、山形では子供たちもウィンタースポーツがとても上手で驚きました!
これから東北文教大学に留学を目指す後輩たちへ、メッセージをお願いします。
東北文教大学の学生支援の中には留学生のサポートを専門とする「国際センター」があり、先生方はとても親身に相談に乗ってくれます。また、「チューター制度」という留学生サポート制度を設けていて、先輩がそばに付いてしっかりとサポートしてくれるので安心です。友達もすぐにできますよ。留学生別科の授業はきめこまやかで、ネイティブな日本語をしっかりと身につける貴重な1年になるはずです。美味しい果物や温泉など、魅力満載の山形を是非楽しんでください。