先輩の声

働く先輩の声

山形で働く先輩にインタビュー!

山形を就職先に選んだ理由、日々の生活について、先輩へ聞いてみました。

プロフィール写真
ベトナム

チャン ダン さん

ベトナム・ホーチミン出身/ 27歳/ 東北パイオニア株式会社サウンド事業統括部 OEM部 OEM商品部 設計一課所属(2021年4月入社)/ 東京日本語学校修了/ 長岡工業高等専門学校 修了/ 山形大学工学部 情報・エレクトロニクス学科修了
日本に留学した経緯を教えてください

高校を卒業した後、母国での進学と日本留学、2つの選択肢がありました。当時、日本にはあまり詳しくなかったのですが、アジアでは最も近くにある先進国であり、技術大国という点はよく知っていました。私は成長・自立したいという願望が強かったので、将来性を重視し、散々悩んだ末に日本留学を決意しました。来日して9年目になります。

留学先で学んだことを教えてください。

就職するまでに3つの学校に通いました。最初の2年間は日本語で苦労しましたが、アルバイトや学校で知識と経験を重ねていくうちに徐々に慣れていきました。これまでに学んだことは3つあり、1つ目は「人を大切にすること」。慣れない環境でも、まわりの人を大切にし、コミュニケーションを取り合い助け合うことができれば、大変な場面も乗り越えられます。2つ目は「時間を大切にすること」。忙しい日々を過ごす中で、時間は自分で創るものだと気が付きました。3つ目は「やり続けることの大切さ」です。勉強する過程で、何度も諦めそうになったり決意が鈍ることもありましたが、今の自分があるのは目標を持って諦めずにやり続けた成果のひとつだと考えています。

日本で(山形で)働こうと思った理由を教えてください。

帰国という選択肢もありましたが、学んだ知識をここ日本で自分のものにしたいという想いで山形の企業で働くことを決めました。就活の際は大学の留学生サポート担当者が支援してくださり、県内企業の求人情報を提供してくれました。現在の職場は、海外拠点があり将来的に海外でも活動できる可能性がある点と、車の内製部品の設計・製造に関する仕事に就きたいという希望に合致しました。音楽に興味があったこともあります。

山形の生活はいかがですか?

山形は雪が大変なときもありますが、四季の風景がとても綺麗です。人間関係や気候などを含めて、学ぶ・働く場所として、自分のスタイルにぴったりな場所です。山形での生活は4年目になりますが、大学時代は先生や友達、アルバイト先の方々が温かく支えてくださり、生活面でも奨学金で支援していただきました。だから、支えてくれた皆さんと山形という土地に恩返ししたい気持ちがあります。

就職先ではどんな仕事をしていますか? やりがいはなんですか?

外注先とのやり取りを担当するほか、注文発注や納期管理、材料の輸出入など幅広い業務を担当しています。責任を持って取り組め、新しいことにチャレンジできる点にやりがいを感じます。とくに外注先とのコミュニケーションでは、自分の強みである言語能力を生かせ職場では主に車のスピーカーの設計関連を担当しています。設計通りにできたときには、達成感を感じますね。スピーカーを設計する為には、まず音を理解することが大切です。社内の試聴会に参加し、スピーカーから出た音楽を解析し、いい音に感動を感じています。そういう感動を多くの人に届けることができる、やりがいのある仕事だと感じます。

これから留学や日本での就職を目指す後輩にメッセージをお願いします。

留学後の生活は大変ですが、その根本的な問題は「日本語ができるか」に尽きます。これから日本で生活をしていきたいと考えている方は、まずは日本語を必死に勉強してください。それだけでも留学後の大変さがずいぶんと軽減できるはずです。

企業紹介

東北パイオニア株式会社
所在地:山形県天童市大字久野本字日光1105
URL:http://pioneer.jp/topec/

東北パイオニアの事業の柱は世界トップシェアを誇るスピーカーを擁するサウンド事業です。オーディオの中でも特に厳しい品質を要求されるカーエレクトロニクスの分野に重点を置いています。パイオニアブランドの車載用市販モデルをはじめ、各自動車メーカー向けOEMモデルなど、多種多様なスピーカーを世界各地の拠点から市場に送り出しています。

採用外国人の紹介

当社では4名の外国人従業員が在籍しています。設計業務や調達業務を担当しています。部門のメンバーや他部署とのやり取りは日本語でしっかりとコミュニケーションを取っていて、仕事もメインで担当する業務を行っています。

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